アドセンス

2021年7月1日木曜日

ローテーターカフの怪我と回復

ローテーターカフの怪我と回復

 

ローテーターカフとは

ローテーターカフは肩口のまわりにある4つの筋肉で肩、つまり腕を動かす起点となる関節を制御する筋肉群です。
大きな筋肉である三角筋などとは違い、腕の回転や細かい動きを制御する小さな筋肉で、インナーマッスルといわれます。

通常の筋トレではあまり使わない部分なのですが、ローテーターカフの筋力や柔軟性を鍛えないと、怪我をしやすくなります。
ローテーターカフを痛めてしまうと、慢性化しやすいので、筋トレには細心の注意が必要です。

ローテーターカフの損傷

私はローテーターカフの損傷が慢性化しています。
筋トレをほとんどしていなかった時期もありますが、怪我は治りませんでした。
ローテーターカフは、安静にしていれば、治るほど簡単ではないのです。

ローテーターカフを怪我をして5年後に整形外科に行きましたが、レントゲンでは炎症を確認できませんでしたので、 高い金をとられた挙句、消炎の塗り薬が出ただけです。

さらに数年後、ヒアルロンサンの注射を知ったので何回かやりましたが、効果は皆無です。

炎症にはステロイド

ローテーターカフを損傷しながらも筋トレを続けていましたが、 別の病気でプレドニンという副腎皮質ホルモンのステロイド薬を3ヶ月飲み続けることとなりました。

そして、ローテーターカフの痛みが快癒しました。プレドニン服用中の数週間だけ、ショルダープレスが出来ました。しかし、薬を止めたとたん、痛みも戻ってきました。

プレドニンはステロイドの中でも強力な薬であり、抗炎症作用が絶大でした。
つまり、ローテーターカフは慢性炎症を起こしていたのです。

懸垂でローテーターカフを治療

ローテーターカフは常に痛かったので、ボールもまともに投げられませんでした。
それでも惰性の筋トレではあまり問題にもならず、数年が経過しました。
その間もインナーマッスルは、だましだまし鍛えていましたが、結果から言うと無意味です。

懸垂をするとローテーターカフが痛むので、カールグリップでしかできませんでしたが、 公園での本格的トレーニング再開時に、痛いのを我慢して背中や肩を鍛えました。

最初は痛かったローテーターカフも、逆に筋肉がしっかりしたのか、痛みが激減していきました。痛みは減り、動けるようになったのです。
数週間後には普通の懸垂も可能となりました。

ただ、プッシュアップでローテーターカフが痛むのはあいかわらずです。

ローテーターカフの炎症

肩甲骨の位置を変えたり、動作を変えることにより、 ローテーターカフをあまり傷めずに筋トレが出来るようになりました。
しかし、格闘技の訓練を再開すると、パンチ動作(特にフック)により、ローテーターカフの痛みは悪化しました。
格闘訓練の翌日は肩が動かせないほどで、回復に1ヶ月はかかります。

痛みが途切れず、回復期間が長いので、これは間違いなく炎症だと思い、抗炎症鎮痛剤であるボルタレン徐放錠を買う事にしました。
これでローテーターカフが良くならなければ、副腎皮質ホルモン薬(プレドニゾロン)を買うしかないと思いました。

ローテーターカフの炎症鎮静

日本では25mgの錠剤で、一日に100mgが上限だったので、ボルタレン100mg錠を半分にして服用しました。

ボルタレンの効果は絶大で、数日で炎症が収まり、ローテーターカフは快癒出来ました。
ただし、ローテーターカフの痛みが完全に治ったわけではありませんので、鈍痛は続きます。

その後は格闘技訓練やバドミントンでもあまりローテーターカフが痛くならなくなったので、 薬を飲む回数も激減し、快適でした。


ローテーターカフの炎症再発

私は反復性扁桃腺炎だったため、年に5回以上も38℃以上の熱が出ていました。
手術で扁桃腺を切り、お陰で喉は腫れなくなったのですが、 風邪やウィルスが体内に入るとローテーターカフが痛むようになったのです。
おそらく、慢性炎症のローテーターカフが痛むのでしょう。

なにはともあれ、そんな感じで平和に暮らしていました。完全ではないにしろ、筋トレやボルタレンのおかげで、ローテーターカフの悩みが激減しましたが、 ここでまさかの事件が起きます。

ファイザーのコロナワクチン接種です。
一回目のワクチン接種で、ちょっと体調が悪くなったものの、熱が出るわけでもなく、次の日に格闘技の練習をしました。

ローテーターカフが痛かったのですが、ウィルスのせいかな、程度でしたが、異常なまでに痛めてしまいました。完全に振出しに戻った感じです。

2ヶ月が経過し、かなり痛みは治まりましたが、平和な頃には程遠いコンディションです。 あまりボルタレンも効かなくなりました。

ちなみに2回目の接種で39.4℃の高熱を発しました。 ひどいです。