疲れたら運動する
疲れた時こそ運動する
サッカーや野球などのプロスポーツで試合の翌日は休養日にしていると、徐々に疲れが蓄積されていくという。そこで試合の翌日にチームで集まりストレッチや体操、軽い運動を行うと、明らかに疲労が緩和されたという。
ここで言う疲労は筋肉や腱のことで、精神的なものではないが、精神的にも楽になったようだ。
クールダウンも大事
運動後に念入りにクールダウンしておくと、疲労物質の乳酸が血液と共に循環し、筋肉に吸収されてエネルギーになる。日々のトレーニング後はもちろん、試合後には念入りにクールダウンしておくことをおすすめする。
運動後はもちろん、お風呂上りで筋肉がほぐれている状態でのストレッチや柔軟体操は効果的だ。
とにかく、自分のためにやっているという事を忘れずに。
第二の運動
さんざん筋トレし、ランニングもして、技術練習なども行ったのに、さらにストレッチをするとなると面倒だが、消費カロリーの面では有効だろう。健康維持のための運動であれば、毎日ストレッチすることは疲労回復だけでなく、カロリー消費にもなる。
それこそテレビを見ながらでも可能だ。
さらに中年になると、ローテーターカフや腰などのインナーマッスルも毎日鍛える必要が出てくる。
人によっては首や手首、足首など、それぞれの怪我の部位もだろう。
体幹なども鍛えた方がいい。
それだけでお腹いっぱいだが、実はこれだけでは補助の運動に過ぎない。
メインはあくまで筋トレと有酸素運動だ。
元気でいたいなら運動するしかない
楽な方法なんか存在しない。いつまでも健康でいたければ、結局人間は運動し続けるしかないのだ。
人類200万年の歴史の中で、農耕で炭水化物を食べられるようになったのはせいぜい1万年でしかない。
あとの199万年は走り回って獲物を捕らえ、食べていたのは肉と脂だ。
走れなくなったら食料をとれなくなるので、つまりは死ぬことになる。
走り続けなければ、走れなくなる。
走ることで、走れる身体を維持できる。
走らなければ筋肉が減り、老化が進む。サルコペニアだ。
加齢とともに慢性炎症が進むが、これを抑えるのも有酸素運動だ。
長大な運動時間
人類は動かなくなってしまった。一日中パソコンの前の席に座って動かないのが仕事だ。
意識して運動する時間を作らないと、すぐに怠けてしまう。
健康維持には歩くだけでも有効なので通勤で歩いたり、朝や夕にジョギングすべきだ。
もちろんそれだけでは不十分なので筋トレもする。
ストレッチやインナーマッスルも、となると気が遠くなりそうだ。
さらに週末はまとまった時間をとり、より長時間運動をするといいだろう。
これをずっと続ければ、健康寿命は確実に延びる。
寿命も延びるだろうが重要なのは、健康寿命と寿命との差だ。
平均的には10年以上も不健康寿命を過ごすことになるが、これを減らせる。
誰かに厄介になって生きる期間が減るわけだ。