アドセンス

2021年1月29日金曜日

年齢と体力衰退

年齢と体力衰退

スポーツ選手が年齢を理由に30~40代で引退していきますが、私は若い頃から、
それらを努力不足だと思っておりました。
年齢を言い訳にしているだけだ、と。

それは当時の私にとって信念であり、常識でした。
自分自身がまだ若かったので、誰の賛同も得られない説でした。(当然ですが)
私にとっては、まだ40歳くらいなのに「歳を取ると動くのもキツいんだ」と偉そうな(ここ重要)ことをいう大人が意味不明でした。

しかし、自分も40歳に近づくにつれ、少しづつ、そして確実に太っていき、疲れやすくなりました。なんと、歩いているだけなのに、足が前に出ない。。。
身体の衰えはいかんともしがたい。
そして、これが人類全員の常識だ、と思うようになりました。

歳とって、醜く太って、何が悪い、と。
年齢のせいなんだから、誰だって同じでしょう!

そんなこと言っても、ナイスバディで元気な人はなんなんだ、ってことになりますが、
もう、やけくそです。
真実から目をそらし、デブでハゲ、不健康で汚いオヤジまっしぐらです。

まあ、どちらにしろ、いまさら女性にモテることはありえないし、努力して格好つけても無意味、くらいの考えです。

歳の取り方は人による

しかし、結論から言えば、歳を取って衰えるのは言い訳でしかなかった。
人は必ず歳を取り、衰えますが、その老化速度は人によりまちまちです。
私は太っていることを肯定することによって、現実から目を背けていただけなのです。

自分でも、心の奥底では、ちゃんとわかっていた。
努力が足りないだけ……ただ自分が怠慢であると。
自分が運動不足なだけで、老いが原因ではない、と。
100%分っていたし、何をすればいいかもわかっていた。
解決策は出来上がっていた。

そして、実際に筋トレを再開し、若かりし頃の信念は、結果として間違っていなかったことが分かりました。
深層心理でそれが分かっていたので、毎日、筋トレ&ランニングで、痩せたのだと思います。

若いころは、ジムで筋トレしていましたし、屋外での筋トレを馬鹿にしていましたが、40代になってやってみると、公園トレーニングは最高です。

紙に「細マッチョになる」と2年間、毎日毎日書き続けた結果、潜在意識を塗り替えて、やっと減量ができたのです。
今では筋トレとランニングのお陰で痩せただけでなくパワフルになり、ものすごく元気です。元気になってから、テストステロン(テストヒールセルノスジェル)の摂取も始めたので、ずっと元気が継続しているし、筋トレも続けている。

もちろん、まわりの40代を見れば一目瞭然ですが、これだけの細マッチョは稀有な存在であります。

ただ、(嬉しい)誤算だったのは、公園トレーニングで、こんなに元気になるとは思っていなかったことです。
減量で身体はよく引き締まり、筋肉を鍛えたので、よく動く。
実際に、過去最高のスピードとバランスです。

20代の頃だって、こんなにミドルキックは強くなかったし、スタミナもなかった。
大げさでなく、人生最高に絶好調です。

まわりを納得させる引退の理由

同じ競技を長年やっていると、プラトーやスランプになりますが、好成績を出せない理由を年齢のせいにすれば、自分も含め、まわりの納得が得やすい。
とりわけ、自分への言い訳としては完璧です。

歳のせいにすれば、まわりの人間も、ほぼ間違いなく納得してくれます。
まあ、だれだって完璧な言い訳があれば、何もやらないですよね。面倒だもの。

今はSNSに頑張っている自分の姿を上げれば、褒めてもらうことができるので、モチベーションは高くなり、以前よりも継続しやすくはなっております。
その分、誹謗中傷もありますが。

高レベルの人間、美魔女や細マッチョの絶対数は増えていますが、それはやはり一部だけで、ほとんどが肥満や運動不足の人々ではないでしょうか。
むしろ、肥満・運動不足の人間は増えています。
結果的に、両極端になっている気がします。

一生涯、運動する

一般競技者では、マラソンやサイクリング、トライアスロンなど、50代でも続けている人は多い。
高齢者といわれる人でも普通に(努力して)スポーツを楽しんでいる。

空手の試合になると、フルコンタクト系でさえ60代、70代でも出ています。
山登りや水泳に至っては、趣味レベルでなら、何歳までだって出来ます。

私ももはやアラフィフですが、毎日身体を鍛え、ムエタイの技を磨いています。
格闘技の試合に出ることはないのですが、食事を制限し、太らないように身体を維持しています。

そういえば、なぜか地下格闘技では、おっさんがいっぱい出ていますね。なぜでしょう?
しかも、運動不足丸出しな体というか腹で。。。調整してから出ればいいのに。
面倒なのでしょうね、やっぱり。。。しかも血だらけ。

人間は何歳まで普通にスポーツで動けるのか

歩くだけなら簡単で、毎日スクワットし続ければ90歳以上まで普通にできる。
そうではなくて、競技者として、アスリートとして動き回れるのが何歳までなのか?

空手で60代の選手の動きを動画で観ましたが、やはり動きは鈍いし、キレも悪い。
ミットへの打撃もゆるく、遅い。やはり、これが現実なのだろうか。
自分ではどういうふうに感じるのだろう?
自分の動きを遅く感じるのだろうか?

はたして70代でも、若者とバトミントンや卓球の試合ができるのだろうか?
謎は尽きないのだが、テクニックでカバーできる競技もあるだろう。
自分のミットプレイを見ても、やはり動きが緩慢に見えるし、遅く感じます。

しかし、やっている本人は、20代と変わらず、速く動いているつもりです。
打撃力も充分ですし、これはさすがに勘違いはしない。

いつもタイ選手のムエタイの動画ばかり見てるから、動画だと遅く感じるのかな?

サルコペニア

老化はサルコペニアといわれる。
筋肉が減り、脂肪が増えることをサルコペニアという。
つまり、筋肉が減ったら老化なのだ。

逆に言えば、脂肪を減らし、筋肉を増やす(維持)ことが老化防止になるわけで、40歳くらいから、食事や運動、生活習慣をガラリと変える必要があるという事です。

最高の状態を20代から続けていて50代になっちゃった、というなら別ですが、ありえませんからね。
早死にしたい、健康寿命を求めない、寝たきりでもいいや、というのなら話は別ですが。

ここ数十年で、男性の平均体重は10kg以上増えました。摂取カロリーは減っているのに体重が増えています。
どういうことかというと、単純に運動不足なわけです。
まわりがみんなそうだから、太っていてもいいじゃん、と考えるか、自分で自分を変えるか、それは自分自身で決める事です。

世の中には中年の運動不足の肥満の人が多いわけですが、生活を変えなければ、体系も変わらない。
そういうひとは、70代、80代になって、やれ膝が痛いだの、高血圧だの、腰痛だのと、不平を一切言わないでほしい。
それはあなたが選んだ道なのだから。

実際は、高齢者になる前、つまり40~50代から、健康に問題を抱えている人が多いのですが。