アドセンス

2023年3月17日金曜日

アナボリックステロイドでの死亡

アナボリックステロイドでの死亡


アナボリックステロイドとは

最近筋肉系ユーチューバーが40代で亡くなったが、
彼はアナボリックステロイドの使用を公言していたため、
薬のせいにされてしまっているようだ。
結局のところ死因は公表されておらず直接の原因は不明のままだが、
アナボリックステロイドは怖い、という反応が多い。

そもそもアナボリックステロイドという薬が開発されたわけではなく、
別の目的で作られた薬(例えば火傷)を筋肉増強のために使っているだけだ。
(自白剤も同じです。そんな薬はどこの製薬会社も作りません。あれは麻酔薬を薄めたもの)
当然ちゃんとした薬なので用法用量があり、臨床試験も突破している薬なので、
それを守っている分には身体を壊すことはないし、死ぬこともない。
しかし、それでは筋肉が存分に増えない。

そこで、あり得ないほど大量に使用して筋肉を増強するわけだが、
身体への負担を軽減するためにピラミッド式に増減させる、無試用期間を置くなど、
特殊な投与方法をとる。
しかもスタックといって数種類のアナボリックステロイドを同時使用することもあるわけで、
正気の沙汰ではない

ボディビルダーは早死

比較的若いうち(~30代)に死んでしまうボディビルダーの場合、
アナボリックステロイド使用者でも死因は別にあるとこが多い。
例えば利尿剤だったり心筋梗塞だったり。
もちろんアナボリックステロイドによる内臓の疾患もあるだろうが、
直接の死因にはなりにくい。

私が現役の頃活躍していた往年のボディビルダーが
次々に40代になってから死んでいる。
マイク・マタラッゾ、ナッサー・エル・ソンバディ。
マイク・メンツァーはもう少し上か。
リー・プリーストは生きているが内臓疾患。
シュワルネッガーも心臓の手術をした。
これらは長年の薬物使用によるもののせいだろう。
アナボリックステロイドだけでなく、成長ホルモンの大量使用などにより、
心臓肥大や肝臓疾患など内臓に大ダメージがあるからだ。

逆に言えば、アナボリックステロイドなどの筋肉増強剤との相性がいい人間だけが
チャンピオンになれるという考え方もある。
つまりアナボリックステロイドが身体に合い、筋肉はどんどん増えるが、
内臓にはダメージが少ない個体だ。
ケビン・レブローニなど、一度引退してから半年で、しかも52歳で現役時に迫る筋肉を
再取得しているが、彼はアナボリックステロイドとの相性が抜群なのだろう。

ホルモン薬自体は悪くない

薬を使わずに筋トレしている人からすれば、アナボリックステロイドユーザーは、
インチキでありズルしているとしか見えないわけで、
アナボリックステロイドユーザーにしてみても、大きな筋肉と引き換えに
お金と健康を失っているわけだ。
アナボリックステロイドはすっかり悪者だが、要は使い方の問題だ。

私は男性更年期障害の薬としてテストステロンテストヒール)を使用しているが、
用量は所定のものだ。
年齢的にも量的にもまことに常識的で、健康被害は皆無である。
もっとも私の使っているウンデカン酸テストステロンはアナボリックステロイドとは
言わないかもしれないが、アナボリックステロイド同様に同化作用があり、スポーツ全般で禁止薬物である。
同じテストステロンでもテストステロンエナンセートやエステルと呼ぶもの(注射)は
完全にアナボリックステロイドだ。
私はハロフルオックスも使用したことがあるが、これは完全にアナボリックステロイドだ。
ただし、用量は所定の範囲内なので、健康被害は全くない。
どちらも男性更年期障害にはてき面であり、40代以降の中年男性の強い味方だ。

常識的な量でしか使用していないので、筋肉が増えるわけではない。
ただしかなり元気になるので50代でも筋トレが出来るし、格闘技の練習も出来る。
男性更年期障害のメイン症状である性欲減退もはねのけられる。
しかも、肉離れや腰痛などの筋肉の怪我に絶大な効果を発揮してくれた。

アナボリックステロイドの是非

私はアナボリックステロイドの使用は個人が決めればいいと思うし、
男性更年期障害ならすぐにテストステロンを使用すべきだと思う。
ただ、アナボリックステロイド(テストステロン含む)を使用したら
公式のスポーツには絶対に出てはいけない。
薬物禁止である以上、アナボリックステロイドユーザーの出る幕ではない。
それはナチュラル選手への冒涜であり、卑怯なことである。

あとで陽性になりメダルをはく奪され、出場停止処分になったとしても、
それは自業自得だが、本来表彰台に上がるはずだった人間が不憫でならない。
観客に声援を送られ、メダルを掲げて喜ぶ瞬間を奪われてしまうのだから。
あとになって、繰り上げ入賞したからとメダルをもらうだけでは酷すぎる。

どうせならアナボリックステロイド有の試合も用意できればいいのだが、
それでは薬物使用を認めていることになってしまうので無理だろう。
SNSを通して自慢するしかないし、いずれ代償を払う事になるだろう。

私は、ウンデカン酸テストステロンを少量飲んでいるだけなので
代償を払う事はないが、たとえ薬物検査がないスポーツ大会であろうと
出ないと決めている。
ちなみにちゃんと診断書を出せば治療で使っている薬は大丈夫なようだ。
「男性更年期障害なのでテストステロンエナンセートの注射を受けています」
と申告し、証明すれば問題ないはず。
※自己責任でお願いします