痛恨のローキック
ローキック
若き頃、筋トレしまくっていた時期に平行して2年間キックボクシングのジムに通っていました。自分がやりたかったのはあくまでムエタイですので、今でもムエタイをやっていた、といいはっています。流派はムエタイです!
とりあえず昇級試験も受けて上級者の仲間入りをし、厳しい練習に耐えて一度だけ試合に出たことがあります。
その際、ローキックの応酬だったのですが、はっきり言って痛いです。
3週間くらいまともに歩けませんでした。
脚の筋トレも出来ないし、最悪です。
私の放ったローキックは、相手にそこまでダメージを与えていないと思います。
なぜならばローキックの練習をしていないからです。
その後、ローキックを研究・練習しました。
まあ、実際に本気のローキックを受けたことがある、というのは事実です。
ローキックの科学
何でもそうですが闇雲にやってもうまくいきません。ローキックもしかり。
筋トレだって、今の私が20代の身体で筋トレすれば、当時よりも大きくなれるはずです。
これは知識の違いです。
これは知識の違いです。
ムエタイのローキックはミドルキックの低いバーションのような蹴りです。
ただ、論理的に言うと、腿の筋肉に対して垂直に当てるのがベストです。
筋肉繊維を切るには垂直方向から負荷を当てあるべきです。
ただ、論理的に言うと、腿の筋肉に対して垂直に当てるのがベストです。
筋肉繊維を切るには垂直方向から負荷を当てあるべきです。
また、脚の甲ではなく、脛です。
しかも腿の横側ではなく、正面です。
ローキックの威力
試合などで見るミドルキックは身体の側面を打ってしまいますが、ムエタイの蹴りは敵の正面を蹴る技なのです。そのために軸足で敵の横に移動しますが、ローキックでも同じことです。
腿の正面に、垂直にバットのように丸く固い脛を叩きつけるのです。
脚の力ではなく、腰の回転と体重の移動です。
素人がバットで叩くより、ムエタイの蹴りははるかに威力があります。
ただし、格闘技の構えを見てわかる通り、脚が開いているので腿の垂直方向とはつまり、斜め上になります。
つまり、上方向からの打ち下ろしのローキックがベストという事になります。
これをミットで練習するのですが、この蹴りをまともに食らった、腿の筋肉が切れます。
つまり、上方向からの打ち下ろしのローキックがベストという事になります。
これをミットで練習するのですが、この蹴りをまともに食らった、腿の筋肉が切れます。
ローキックの防御
脚に力を入れてローキックに耐える、みたいなことを聞きますが、不可能です。筋肉には無数の血管があり、筋肉繊維があります。
それが切れるのです。
よくあるローキックのように脚の甲ならばビンタですが、脛はバットです。
ムエタイの蹴りは、ミドルでもローでも脛で蹴るのです。
なので、空手のように手で受けると骨折します(目の前で見ました)。
タイでは、年に何人かハイキックで死人が出ます。
タイでは、年に何人かハイキックで死人が出ます。
ムエタイではキックの防御は脛で受けます。
硬い脛には、同じく硬い脛をぶつけるしか防ぐ方法はないのです。
考えるだけで痛いですが、脛で受けないと、肉体のダメージの方が大きいのです。
硬い脛には、同じく硬い脛をぶつけるしか防ぐ方法はないのです。
考えるだけで痛いですが、脛で受けないと、肉体のダメージの方が大きいのです。
ちなみにムエタイは、人体でも硬い骨である、肘、脛、そして膝を武器にして戦う格闘技です。なので、パンチは軽視され、ヒットしてもポイントとされないことが多い。
ローキック命中
ローキックは単独で放ってもあたりません。もしあたっても距離があるため、脚の甲で叩くだけですので音が大きいです。
なので、上にふっておいてのコンビネーションが有効です。
具体的にはパンチのコンビネーションの最後がローキック。
試合でよく見ますね。
また、身体を傾けて敵の腿の横をミドルっぽく蹴りまくるというのも試合でよく見かけますが、すでに足にダメージを負っている相手に有効です。
また、護身術としてのローキックは非常に有効です。
腿のガードが出来る暴漢はまずいませんので。
もちろん、攻撃するにしてもローキックの練習が必要ですが。
中級くらいの格闘技経験者が、素人(ケンカ慣れ程度)相手ならローキック一撃だけで倒せるでしょう。