事前疲労法で筋トレ
事前疲労法
事前疲労法は珍しく全部漢字の高強度テクニックで、コンパウンドセットのちょうど逆っぽい考え方です。バーベルベンチプレスをすると肩や腕が先に疲労してレップを続けられなくなり、胸を追い込めないというトレーニー向きです。
肩や腕の筋力が強いために胸筋があまり使われないのかもしれません。
そんな場合は、ダンベルフライやペッキデッキフラなどの単関節種目で胸筋を先に疲労させてからバーベルベンチプレスを行えば解決できます。
事前に胸筋を疲労させることで、複合種目でも効果を上げようという考え方です。
本来高重量で行うはずの複合種目で、重量が低めになってしまいますので、筋肉のバランスが戻ったら、通常のトレーニング法に戻すといいでしょう。
アナボリックステロイドについて
事前疲労法具体例
サイドレイズで三角筋中部、前部を鍛えてから、ショルダープレスを行うというのが、もっともオーソドックスではないでしょうか。肩は怪我がしやすいので、あらかじめサイドレイズで温めておいて、ショルダープレスを行えばいいのです。
高重量でショルダープレスをしたいとは思いますが、事前疲労法でしっかりと三角筋を鍛えてから行えばもっと効果的です。
事前疲労法おすすめ
胸・ダンベルフライ、ペッキデッキフライ
・バーベルベンチプレス
背中
・ダンベルロウ
・ベントオーバーロウ
肩
・サイドレイズ
・ショルダープレス
脚
・レッグエクステンション
・レッグプレス、ハックスクワット、スクワット
事前疲労法はストレートセットで行いますが、チーティングやフォースドレップでやってもかまいません。
おすすめしませんが、ディセンディングセットでも出来ます。
事前疲労法効果
事前疲労法では先にメインの筋肉を疲労させてあるため、後から行う複合種目では高重量で行えません。しかし、結果的にじっくりとレップを行う事になるので、ストリクトにメイン御筋肉を意識して行えます。
重量を少なくし、じっくり行うという事は怪我をしにくいという事です。
また、ベンチプレスでも書きましたが、弱い筋肉を重点的に鍛えますので、補強にもなります。
バランスが良くなってきたら、事前疲労法を止めてしまってもいいでしょう。
事前疲労法向き
脚向きの高強度テクニックが少ないため、事前疲労法は非常に効果が期待できます。・レッグエクステンション
・スクワット
先にレッグエクステンションを3セット行い、充分に限界まで追い込みましょう。
休憩後、スクワットを3セット、普通に行えばいいのです。
当然、スクワットでの使用重量が激減しますが、少ない重量で脚を追い込めるのだから、それはいいことです。
脚は強力な筋肉であり、高重量が扱えるのですが、それだけに上級者でも脚は嫌いな種目になっています。
とにかく重くて辛いです。
なので、事前疲労法ならば無理なく、怪我無く行えます。