アドセンス

2021年12月15日水曜日

健康寿命とふくらはぎ

健康寿命とふくらはぎ

老化とは

誰も歳は取りたくないですが、老化とは一体なんなのでしょうか?
テロメアがなくなって細胞分裂が止まり、身体が死んだ細胞だらけになり、多臓器不全を起こして老衰で死ぬ。

その過程で、細胞の死骸が増えて、炎症性サイトカインが増えていく。
つまり、全身が慢性炎症を起こしている状態ですね。

これが経年と共にどんどん悪化します。
これが老化です。

筋肉が減る

まあ、科学的にはそうですが、もっと簡単な統計を見た方が分かりやすいです。
つまり年々歳を取るごとに筋肉が減っていき、体脂肪が増えていきます
これが老化ともいえます。

年齢に関係なく、現代人はよく太りますので、筋肉減少の方がそれっぽいですね。
でも逆に言えば、筋肉が減らなければいいわけです。

ふくらはぎが長生きの秘訣

ふくらはぎの筋肉量を毎年計っていた統計がありました。
それが90歳を超えると急に、ふくらはぎの筋肉量の平均値が跳ね上がったのです。
なぜだと思います?

90歳くらいで死ぬ人が多いからです。
そして、ふくらはぎの筋肉の少ない人から死んでいくのです。
もちろん、ふくらはぎの筋肉が多い人は生き残ります。
わかりますか?

ふくらはぎの筋肉があるという事は、歩いている証拠です。
寝たきりや出歩かないと筋肉はどんどん減少しますからね。
決して、カーフレイズしまくっているから、ふくらはぎだけがマッチョなわけではないでしょう。

ふくらはぎは第二の心臓と言われ、歩くと静脈の血を心臓に送り返します。
血液が循環し、ホルモンが出て、心臓も筋肉も鍛えられる。
これが健康につながっているのでしょう。

有酸素運動で長寿

有酸素運動をすると抗炎症性サイトカインが出ますので、炎症性サイトカインを抑えられます。
歩くだけでも、健康効果は期待できます。
ふくらはぎにも通じますね。歩けば筋肉は減りにくい。

もちろん、抗炎症性サイトカインにも限界はあるのですが、老化を遅らせる効果はあります。
確かに昔から、運動している人は若々しいです。

マイオカインで長寿

マイオカインというホルモンが筋肉から出ています。
若返りホルモンと言われますが、これは新しい筋肉から出ます。
バリバリの高重量の筋トレではなく、自重のスクワットくらいがいいといわれています。
テストステロンなんかも出るしね。
歩くのもいいでしょう。

筋肉が減るのが老化であり、これは止められませんが、筋トレすれば一時的に筋肉が増えるので、一方的に筋肉が減っていくのを防ぎます。
これも、ふくらはぎに通じますね。